スイングカタリスト 殿堂入りコーチマイクアダムスとの対談
公開日:
:
最終更新日:2020/05/25
BodiTrak, 重心移動, スイング解析, Swing Catalyst, 床反力 スイングカタリスト, GGスイング, 地面半力, マイクアダムス
マイクアダムスをご存知ですか?
バイオメカニクスの第一人者であり、ゴルフスイングを体型や、身体&運動特性ごとに分類し、ゴルファー一人ひとりにあったスイング研究(バイオスイングダイナミクス)の第一人者であり、USPGAツアーのトップツアーコーチとして活躍、多くのツアーコーチのトップに君臨する権威です。
以前のブログでもご紹介しました。(バイオスイングダイナミクスセミナーに行ってきた。)
https://www.enjoy-golf.jp/blog/2020/02/29/post-2640/
マイクはフォースプレート、スイングカタリストのアンバサダーの一人で、先日、スイングカタリストのデータ、ツアー選手のスイングの違い、成績の出た年出ない年のスイングの違いなどについて、スコットリン博士とともに、非常に有益なお話をしてくれました。
スイングカタリストといえば、最近は地面半力などのキーワードでたくさんの記事やYoutubeに登場するようになってきましたが、ようやく日本でも導入事例が増えてきています。片山晋吾選手も植村啓太ツアーコーチとともにスイングカタリストのデータを研究されているようです!
このウェビナーの映像自体は70分ほど。5ドル(550円。安い!!)の有料コンテンツなのですが、日本語の翻訳テロップも選べるようにしましたので、是非見てみてください!
このブログでは、その中から、ほんの一部ではありますが、いくつか面白かったポイントを要約します。
このブログの最後にリンクがありますので、ご興味あるかたは是非!
それでは行ってみましょう!
1.インパクトにおける左右のプレッシャーバランスの平均と分散について。
SDとは、データのバラけ具合をしめします。平均が同じでもバラけ具合を理解しないといけません。
さらにデータの数値の幅も見てみましょう。
このデータではインパクトの時に左足の平均は75.9ですが最低が3.6最高が100でした。
右足は平均は24.1でしたが0から96.4まで幅があります。
これだけ見ても選手ごとに違った事をしてるのが分かると思います。
このように、これまで測定した選手、プロ、アマチュアを含めかなり個人差があることがわかります。
そこを理解しないと正しいスイング意識やドリルを渡す事は出来ないのです。
2.流行りのスイングに流されて、利き足にあったスイングから解離するとパフォーマンすが落ちてしまうという話。
フォースプレートを使い、いくつかのスクリーニングテストを行うと、選手の利き足が左右どちらにあって、
どういうフォースパターンとの相性が良いかがわかります。
逆にいうと、これから紹介する事例のように、その選手のフォースパターンとはことなるスイングを取り入れようとしてしまうと、成績が落ちてしまうという事例たたくさんあるのです。
例)
・右脚を使う選手に対して、左軸スイング(バーティカルフォース)
・左足を使う選手に対して、右へのウェイトシフトを不安スイング(トルクフォース)
具体的にみてみましょう。
ヤニツェンの写真です、彼女はフロントポストタイプ(左足軸)。
右の写真がメジャー6勝を含む18勝してた頃です。
左がスイング変更後で全く勝てなくなった時です。もっと左膝を前に出す様に変えるべきでした。(右への移動を少なくする)
変更前は右足割合MAXが61%で107mphヘッドスピードでしたが、変更後は87%で96mphになって勝てなくなりました。
その選手に向かないスイングをさせるとそれがいかに良さそうな事でも良くなる事はないです。例えば右にしっかり乗るだったりです。
こちらがリディアコが世界一だった時のスイング。かなり右に動きますね。右足にしっかり移動するタイプ。
下が今のリディアコです、もしかしたらフロントかもと思うくらいのスイングになってしまっています。(左サイドでのスイング)
これでドライバーのヘッドスピードが93から83まで落ちました
リディアコは右への移動が98%で94mphヘッドスピードだったのが
右へのシフトをへらして、75%に変えたことででヘッドスピード83mphになってしまった。
上手にパワーを使いにくいスイングになってしまったと言えます。
このようにスイングカタリストを活用して、フォースタイプをしっかり見極めておけばこのようなリスクを抑えることができます。
マイクアダムスや、スコットリン、ショーンフォーリーなどのツアーコーチたちは、これらの目に見えない力を必ずレッスンの度にチェックしています。
目に見える情報だけではこれらの判断ができないからです。
このブログでは、本当に一部の情報をご紹介させていただきましたが、
本編においては、かなり多くのツアー選手の情報がでてきます!
これが5ドルは本当にお得だとおもいますので、お時間ある際に是非みてみてください!
本編はこちらになります! CCというボタンから日本語字幕を選択してください!
それでは!
関連記事
-
ゴルフ・あなたも簡単にボールをコントロールする事が出来る!!
テクノロジーを駆使した最先端レッスンが可能にするゴルフの未来が見えたゴルフエンジニアリングセミナー!
-
-スイングカタリスト- ライブレッスン
ライブレッスンをご紹介!今回はライブレッスンの一部をご紹介いたします。 スイングカタリストを使
-
BodiTrakによる重心移動測定デモ@KSアイランドゴルフアカデミー
BodiTrakがおかげさまで本格的にうごきだしました。 ウェイトシフト解
-
スイングカタリストのデータからみる、プレッシャーデータとフォースの関係
プレッシャーデータでフォースを予測する あくまで予測でしかありませんが、足裏のプレッシャーの掛かり
-
PGA Tour 優勝者続出??新常識????BodiTrakセンサーによるPGA Tour Proの下半身重心移動解析。
最近のUSPGAでの優勝者の傾向、 ちょっと無理して傾向を述べさせていただければ、 Sc
-
スイングカタリスト トルクフォースの作り方と大切さ
トルクフォースが生まれるメカニズム 再び、スイングカタリストウェビナー日本語翻訳シリーズ。 こ
-
この冬使える低いボールの打ち方?!
みなさんこんにちは! エンジョイゴルフの橋本です! 今年も終わりが近づき、寒い冬
-
ブッチハーモンの息子が語る、GC2 & HMT の活用について。(US ツアープロコーチ Claude Harmon Ⅲ)
ブッチハーモンの息子さん。 Claude Harmon 彼はUS PGA のツアープロコーチの
-
ゴルフのアドレス -ダイナミックエイミング-
ダイナミックエイミングとは? ダイナミックエイミングとは、左足の圧の中心点と、右足の圧の中心点を結
-
PEAK|ピーク!ゴルフのレベルを一段引き上げる世界最先端の情報とGC4(GCQuad)の解析
カナダに住むLiamから3/12日に連絡があり、 チャイナゴルフショーがある4/20前後その辺