地面の力を可視化できる?スイングカタリストセミナー
公開日:
:
最終更新日:2019/05/24
イベント情報, 製品紹介, BodiTrak, スイング解析, 原理原則, セミナー, swingcatalyst ゴルフスイング, 飛距離アップ, 地面反力, 床反力, 飛ばしの秘訣, 飛ばすには, 最新スイング
こんにちはエンジョイゴルフの神谷です!
5月13日に石井忍さんが主宰するエースゴルフクラブ赤坂にて「Swing Catalyst(スイングカタリスト)」のセミナーを開催しました。当日は、全国から20名を超える参加者が集まりました。講師は、ERIC(エリック)。エリックは、スウェーデンでBalance Golfを主宰しており、スイングカタリストのアンバサダーも務めています。彼曰く「スイングカタリストを使用するようになってゴルフスイングに謙虚になった」といいます。彼自身もプレーヤーとしてツアーで戦っていましたが、「型にはめすぎておかしくなった」経験があったそうです。
Contents
自身の経験を活かした指導
その一つして、トップオブスイングのポジションで左手甲が背屈するように真っ直ぐにするべきとアドバイスを受けたことがあり、その動きを行うとうまくいかなかったといいます。エリックは、セミナー当日の参加者に対して「手のひらを握ったときに自分の手はどちらを向きますか?」と問いました。参加者をみると手の向きは人それぞれであることがわかりました。「力が入る手の向き」は人それぞれなのです。グリップのカタチもフォースの使い方によって最適な握り方があるといいます。
フォース解析が出来るスイングカタリストってなに?
SWING CATALYST(スイングカタリスト)とは、ノルウェー発の最新テクノロジーで、もともとはスキージャンプ用に開発されたマシンになります。今回のワークショップで使用したマシンは、第5世代のマシンで現在出ているモデルの中でも最高峰のものです。このスウィングカタリストは、プレッシャー解析を行うバランスプレートと3Dモーションプレートが一緒になっています。バランスプレートとは、いわゆるスイング中のバランス、プレッシャーの移動が解析できるプレートで、COPと呼ばれる足圧の中心のデータと、足裏全体のデータが可視化されます。それに加えて3Dモーションプレートというのは、横方向の力の強さ、回転トルクの力、縦方向に対しての力が可視化されます。
スイング中にチカラを作る3つのフォース
この3つのフォースのデータですが、Horizontal(ホリゾンタル)、Torque(トルク)、Vertical(バーティカル)と表示されます。ホリゾンタルというのは水平方向、つまりは横方向の力、トルクというのは回転の力、バーティカルというのは、縦方向、垂直方向の力になります。
スイングカタリストの上でスイングをするとこれらのデータを取得でき解析できます。エリックはこの3つの力を解析して、一番大きな力が出ているものを基準にしていくといいます。彼の信念は「ケガをさせない。効率のいいスイングを提案すること」といいます。
PGAの選手もフォースの使い方はさまざま
ホリゾンタルに代表される選手はジャスティンローズ、この力を大きく使う選手は、フェースローテンションを少なくしたいため、グリップはストロンググリップが最適といいます。また、トルクの力を大きく使う選手としてはマットクーチャーが代表例で、GGスイングもこのタイプになるといいます。このタイプの選手のグリップは、適度なフェースローテンションを使いたいためスクエアグリップが合うといいます。また、バーティカルの力を大きく使う選手に関しては、ウィークグリップが合うといい、バーティカルに代表される選手はジャスティントーマスやバッバワトソンがその代表例です。
このように3つの力をどのように使っているか、このことで最適なグリップが決まるとも言います。ということは、もしかしたら最適なシャフトもわかり、もしかしたら、最適なゴルフシューズも選べることができるようになるのではないでしょうか。スウィングカタリストがあれば、ゴルフスイングの改善はもちろん、最適なクラブ選び、最適な用具選びができるようになりそうです。
3つの力を効率よく、しかも最適な順番に使います。
ホリゾンタルからトルクが入り、バーティカルの順番になるといいます。
その力の強さによってスイングに特徴が出るのです。
見た目ではわからないダイナミックエイミング
「ダイナミックエイミング」
最後にダイナミックエイミングについて、ダイナミックエイミングとは、足裏のプレッシャーの入り方によってエイミングの向きが決まるということです。例えば、スタンスが目標方向に真っ直ぐだとしても、左足つま先と右足かかと側にプレッシャーが多く入っていればそれは「クローズスタンス」と同じことだということです。スタンスの向きというのは、見た目よりも、目には見えないプレッシャーの入り方が大事だということです。
まとめ
スイングカタリストのセミナーや、The Golf Labのセミナーなど、今後も随時開催していきますので、世界最先端のゴルフ情報を一緒に共有できればと思います!引き続きよろしくお願いいたします!!
関連記事
-
スイングカタリストセミナー開催しました!
ブログの更新が遅くなりましたが、12月4日(水)にエースゴルフクラブ赤坂にて、スウェーデンを拠点にバ
-
レーザーグリップって、雨にぬれたらだめでしょ???
最近たくさんの工房のかたとお話する機会が有るのですが、 グリップマスターの話題でかならず聞かれ
-
謹賀新年!!弾道測定器があなたのゴルフマネージメントを変える!?
皆さま明けましておめでとうございます!! 本年もよろしくお願い致します!! さて
-
下半身練習器具 パワースタンス with 石井忍
なにかと話題のパワースタンスですが、初回入荷分がようやく東京港に着貨したようです。 ウェイトシ
-
世界のトップコーチも取り入れている地面反力の使い方
ゴルフエンジニアリングlevel 1.5開催 9月10日、11日の日程でTHE GOLF
-
パターを上手くなるコツは打ち方ではない?最新練習器具で上手くなる!
みなさんこんにちは! 突然ですがみなさんはどのようなパッティング練習をしていますか?
-
賢いマット好評発売中!!!
賢いマットみなさん、ご存知ですか? エンジョイゴルフが今年のPGAShow で PuttView
-
あなたのボールがスライスする3つの理由
あなたはスライスで悩んでいませんか? アマチュアゴルファーの7割の方はスライスに悩んでいま
-
全米女子オープン日記3
みなさんこんにちは!エンジョイゴルフの橋本です!今回が全米女子の会場であるオリンピッククラ
-
珍事?! バックスピン量よりサイドスピン量が多かった話
バックスピンよりサイドスピンが多い弾道とは? 先日、グリップマスターを取り扱ってい
- PREV
- ツアープロパッティングデータ〜伊藤誠道プロ
- NEXT
- ついに発売!!サックスパレンテのヒミツ