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世界のトップコーチも取り入れている地面反力の使い方

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ゴルフエンジニアリングlevel 1.5開催

9月10日、11日の日程でTHE GOLF LAB ゴルフエンジニアリングLevel 1.5が開催されました。場所はいつも会場を提供していただいている東京都葛飾区新小岩にあるパフォーマンスゴルフスタジオです。(HP: https://pgst.jp/)当日は、プロゴルファー、ゴルフコーチ、理学療法士、クラブメーカーなど様々な方々が参加されました。タイから参加してくれたゴルフコーチもいらっしゃいました。総勢30名。昨年はLevel 1の開催で、今回のLevel 1.5と大きく変わったことは、スイングカタリストの話が増えたことです。(スイングカタリストHP: http://www.swingcatalyst.jp/ )

さて今回、ぼくが感じたことは、フォース(チカラ)に興味を持つ、ゴルファーが増えたという印象を受けました。これまで見えなかったものが見えるようになり、より効率的に球を飛ばす、球をコントロールするということができるようになってきました。このようなテクノロジーによって多くのゴルファーが今まで以上に早く上達できるようになるでしょう。現在、スイングカタリストでとれるフォースは、ホリゾンタル(横方向)、トルク(回転)、バーティカル(垂直)の3つのフォースになります。今回も「軸足テスト」の話がありました。(以前は、利き足テストと表現していましたが、軸足の方が正しい表現ということで今後は「軸足」と表現します)そのテスト方法はこちらになります。(https://www.enjoy-golf.jp/blog/2019/07/18/post-2008/

ショーン・フォーリーは軸足テストを練習項目に

ジャスティンローズのコーチ、ショーン・フォーリーは、軸足テストそのものを練習方法としているそうです。このことで、すべてのフォースをバランスよく、上げていくことができるといいます。前回のブログでぼくは「ジャスティンローズはトルクタイプの選手だけど、ホリゾンタルフォースが大きい」と書きました。このことをスコット博士に質問したところ、「ジャスティンローズはすべてのフォースが使えている。」という答えがありました。

実際、ジャスティンローズのデータをみると、どのデータもPGA TOUR平均を超えています。スコット博士が言っていたのは、ジュニアゴルファーの育成にもこの軸足テストを練習させることはとてもいいことだろうといいます。

ジャスティンローズ ドライバーデータ

(引用元 Swing Catalyst YouTube https://youtu.be/Af_KprfFWOw )

ホリゾンタルフォース(横方向の力)を上げる練習

ホリゾンタルフォースをうまく使うためには、軸足でいうと右足になります。その軸足からチカラを出すために、トップオブスイングでいったん止まり、コーチや仲間の人に、左肩と左腰を押してもらいます。プレーヤーは、コーチに置かれた手を跳ね返す様にチカラを加えていきます。この動きを繰り返すことで、プレーヤーがどのように自分が動いた方がいいのかと感覚をつかむことができます。自主練習の方法としては、トップでは右足片足、切り返しからは左に一歩踏み出すようにして打つ、ステップ打ちがおすすめです。

 

トルクフォース(回転の力)を上げる練習

 

トルクフォースをうまく使うためには、バックスイングからトップオブスイングにかけて、コーチに右腰を押してもらいます。その時、プレーヤーはしっかりとその手を押し返すようにしてトップポジションまで動きましょう。切り返しからは、コーチに反対の左腰に手を置き、その手を押し返すように動きます。多くのアマチュアゴルファーは、トルクフォースが上手く使えず、切り返し以降、アーリーエクステンション(からだが伸びる動き、ボールに近づく動き)になる傾向があります。しっかり、左腰にあてた手を押し返せるようになれば、前傾角度もキープしやすくなり、アーリーエクステンションではなくなります。自主練習としては、壁や椅子にお尻をあてて、トップにかけては右のお尻が壁を押すように、切り返しからは左のお尻で壁を押せるように動かしましょう。

椅子を使った練習。

 

バーティカルを上げる方法

 

アーリーエクステンションは、バーティカルフォースのタイミングが影響していることもあります。それはトルクフォースの動きの前に、バーティカルフォースが先にピークを迎えてしまうパターンです。なので、バーティカルフォースを上げる練習は、まずホリゾンタルフォースが使えるようになり、トルクフォースが使えるようになってから行う練習だと考えています。バーティカルフォースを上げる練習は、トップオブスイング時にスクワット動作をして沈み込みをし、その沈み込んだ分を戻しながら(伸ばしながら)スイングをしてください。バーティカルフォースを生み出す軸足は、左足になります。その左足の曲げ伸ばしで振るイメージです。

バーティカルフォースのピークが速くくると、アーリーエクステンションになりやすい。

 

フォースのピークの順番は、ホリゾンタルフォース、トルクフォース、バーティカルフォースの順番が良いとされています。

 

まとめ

それぞれのフォースを上げる練習は、たくさんあります。今回上げた練習は一例です。まずは、今回紹介したドリルをお試しください。多くのゴルファーのポテンシャルがさらに引き上げられますように。次回は、フォースのピークを変える方法を書こうかなと思っています。それもまたお楽しみに!以上、バランスコーチ神谷でした。

スイングカタリストを使用したフォース計測は、エースゴルフスタジオ赤坂へ!どのフォースが使えて、何が使えていないのか。それがわかれば、やるべき練習がみえてきます。ぜひご体験ください。

『SwingCatalyst 3Dモーションプレート』体験レッスン

コーチの方も是非ご体験ください!

初回体験レッスン 30分 5000円,

TEL 03-6459-1112 (HP: https://agc-akasaka.com/

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