明日からドローが打てる!?飛球法則のおさらいをしてみよう!
自粛明けにゴルフを一気に上手くなるためのコツを数回に分けてご紹介していきます!
突然ですがみなさんはドローボールがどんなクラブ軌道でフェースがどこに向くと発生するか説明できるでしょうか?
1回目の今回は、飛球法則を再確認してみよう!という事で飛球法則をわかりやすく確認できる模型スピンアクシスを使って色んなボールフライトがどのように出来上がるのかをご紹介していきます!
Contents
ボールフライトはどう決まる?
ボールの曲がる原理は、インパクト時の軌道とフェース向きで決まります。
昔、弾道測定器が使われるまでの旧飛球法則では打ち出し方向は軌道で決まり、回転がインパクト時のフェースの向きで決まると言われてきました。
ドローで打つ場合、インサイドアウト軌道でフェースがクローズにならないとドローは打てないと言われてきたのです。
ですが弾道測定器が現れてからはその飛球法則は間違いであったと分かってきました。
ここからは正しい新飛球法則をご紹介していきます。自分のイメージと合っているか確認してみてください
ドローボールとは?
ドローボールはターゲットに対してボールが右に打ち出されターゲットに戻ってくるボールのことをいいます。
その際のインパクトはフェースがターゲットに対して右を向き、軌道はフェース向きよりも右に振ることにより右に飛び出してターゲットに戻ってくるボールになるのです。
フックボールとは?
フックボールは、主にボールは真っ直ぐ打ち出されそこから左に曲がっていくボールです。その際のインパクトではフェースはターゲットに向いて軌道が右に振ることでフックボールになります。
チーピンとは?
よくやりがちな左に打ち出し左に曲がるチーピンの場合は、フェースがターゲットに対して左を向き、軌道がターゲットに対して右に振った場合に起こります。
フェードボールとは?
フェードボールはターゲットに対してボールが左に打ち出されそこからターゲットに戻ってくるボールのことを言います。
その際のインパクトはドローの反対でフェースはターゲットに対して左を向き、軌道はフェース向きよりも左に振ることにより左に飛び出してターゲットに戻ってくるフェードボールになるのです!
スライスボールとは?
スライスボールは、ボールは真っ直ぐ打ち出されそこから右に曲がっていくボールのことをいいますが、その際のインパクトではフェースはターゲットに向き、軌道が左に振ることでスライスボールになるのです。
プッシュスライスとは?
プッシュスライスは、フェースがターゲットに対して右を向き、軌道がターゲットに対して左に振った場合に起こります。
プッシュアウト
またプッシュアウトの場合は、フェースは右に向き、同じ角度で軌道が右に振ることで右に出て真っ直ぐなプッシュアウトのボールになってしまうのです。
打点によってもボールフライトが変わる?
ここまでは、最もボールフライトに影響を及ぼすフェースと軌道についてお話ししましたが実際は、2つ以外にも影響を及ぼす事があります。それが打点です。
ギア効果という言葉をゴルフをする方は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?そのギア効果がボールフライトに影響を及ぼすポイントになるのです。
ギア効果はクラブの重心(スイートスポット)から外れた際に発生するもので、例えば、フェードボールの打ち方をした場合でも重心よりトウにヒットした場合はボールフライトがストレートボールになったりフックボールにギア効果によってなってしまう場合があるのです。
なのでストレートで打った場合でもトウでヒットした場合はフックになってしまうのです。
助けてくれるのがフェースのバルジ?
先ほどストレートで打った場合でもトウヒットした場合はフックになるとお話しましたが、それではボールが左に曲がっていってしまいフェアウェイに置くことは難しくなります。そこでなるべく真っ直ぐに行くために考えられているのがフェースのバルジです。
バルジとはフェース面の横の湾曲の部分の事を言い、トウ側はフェース向きが右を向いて作られておりヒール側は左を向いて作られています。このバルジによりストレートで打ってトウに当たった場合でもフックにはならず右に打ち出されターゲットに戻るボールになってくれるという事になります。言わば打点によるミスを助けてくれる補助装置のようなものですかね!
まとめ
今回はさまざまなボールフライトはなぜ起こるのかを、ご紹介させていただきました!クラブ軌道が分かる弾道測定器などを使うことでこの軌道とフェース向きが分かってきます。インパクトの物理的な現象を理解してボールを操るスイングを手に入れましょう!
次回はパッティングに大切な要素をご紹介致します!
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