珍事?! バックスピン量よりサイドスピン量が多かった話
バックスピンよりサイドスピンが多い弾道とは?

先日、グリップマスターを取り扱っていただいているACTEK GOLFの遠藤さんが、Facebook上に面白い写真をあげられていました。
遠藤さんは、ご存知のように10数年続けられている超人気ゴルフ情報サイト、ANSERFREAKの管理人さんです。
さて、それが上記の写真ですが、なんと、バックスピン量の数値よりもサイドスピンの数値の方が多くなっています。
この数字は弾道解析器「GC2」のものです。「GC2」はスマートカメラシステムでリアルにスピン量を計測しています。この数字も正確なものですが、弾道計測に知識のある方なら、この写真の数値がかなり稀なできごとであることが理解いただけるのではないかと思います。
サイドスピンの正体
Facebook上でも、どういう弾道なのか興味をもった人が多かったようです。
どうなると、バックスピンよりサイドスピン量のほうが多くなるのか?
それを考えるには、そもそもバックスピンとは、サイドスピンとは何かを考えることが大事です。

そもそもサイドスピンはない、と言うと驚かれるゴルファーもいるのではないでしょうか?
バックスピンは、地面に対して水平な軸で回転します。この時の軸をスピンアクシス(スピン軸)といいます。スピンアクシスが0度の水平であれば、理論上、サイドスピン量はゼロになります。
このスピンアクシスが傾くと、左右どちらかへの曲がりを生む回転が生じます。その回転をサイドスピンとして計測しているのです。上記の写真だと、スピンアクシスは3.9度傾き、その結果、ドロー回転が生じています。
Dプレーンの考え方
スピンアクシスは、以前の記事、「ヘッド軌道計測システム「HMT」で、新飛球法則、Dプレーンを知ろう」で紹介した、新飛球法則、Dプレーンの考え方に基づいています。
ちょっと専門的な話になりますが、フェース面の向きとヘッドの入射角が形づくるDプレーンに対して、スピンアクシスは垂直になります。
一番上の写真の、バックスピンよりもサイドスピンが多くなった弾道もこの考え方で説明がつきます。フェースが極端にかぶったことで、本来、水平に近くなければならないスピン軸が、垂直に近いほど傾いたことで、バックスピンを超えるサイドスピン量になったというわけです。
ちなみに、この弾道はひどいチーピンだったとのこと。
恐らく打点もかなり先よりだったのではないかと推測されます。
「GC2」に、ヘッド軌道測定器「HMT」をつなげると、ヘッドの入射角やフェースの向きといったDプレーンで活用される要素はもちろん、スピン軸の傾きの測定も行えます。
こうした計測器を用いて、フェース面の向きやスイングプレーンに課題を見つけるのが、最新のティーチング理論です。上の写真のゴルファーであれば、スピン軸をより水平に保つための取り組みが必要になるでしょう。
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