ゴルフスイングでチカラを生み出す方法とは??
公開日:
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最終更新日:2019/12/31
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こんにちは!バランスコーチこと神谷です!
バランスコーチの認知を増やすべく、今後活動していきます!!
今回は、力を生み出している足についてご紹介します。
Contents
チカラを生み出しているのは?
さて、先日6月5日に石井忍さんが主宰するエースゴルフクラブ赤坂( https://agc-akasaka.com/ )にて、スイングカタリストの勉強会を開催しました。当日は、昨年8月にゴルフエンジニアリングのセミナーにも講師としてお話していただいた、Scott Lynn氏がインターネットを通じて、情報をシェアしてくれました!今年も9月9-10日の日程でGOLF LABのセミナーが開催されます!今から、予定をあけておいてくださいね!最新の情報をゲットしましょう!
早速ですが、今回は力を生み出す足について情報をシェア致します。
最近、メディアでもよく取り上げられている「床反力」の話にもつながります。「床反力」といっても、プレーヤーそれぞれで力の出し方が異なります。右足を主体に使うのか、左足を主体的に使うのか、それとも両足を使うのか。その力の生みだし方をチェックしてみましょう!自分のタイプがわかれば、安定したスイング、飛距離アップも見込めますよ。
1 両足をそろえて打つ
2 左足片足立ち(右足はつま先立ち)
3 右足片足立ち(左足はつま先立ち)
この3つの項目を3球ずつフルスイングします。(※片足立ちの時は、反対側の足を必ずつま先立ちしてください。少しでも踏ん張りが効いてしまうと、正しい判断がくだせません。)
3球打ったデータで、スマッシュファクター(ミート率)、スイングスピード(ヘッドスピード)を記録し、それぞれの平均を出してみましょう。その結果から考察していきます。
左足、右足どちら?
最初に、左足片足立ちで打った結果が一番良かった場合は、あまり右足にプレッシャー(体重)移動をさせない。数値にすると、バックスイング時に右足に70%以下くらいでOKだといいます。当然ながら左足の力を大きく使ってスイングした方が効率的になります。
次に、右足片足立ちで打った結果が一番良かった場合は、バックスイング時には右足に80%の移動があってスイングした方がよいといいます。実際に昨年のエンジニアリングセミナーの時に、右足でパワーを出す方がいました。その方に対して、スコットはしっかり右にプレッシャーの移動を行って、右側を使って打ちなさいと話していました。
最後に、両足そろえて打った結果が一番良かった場合は、その中間となり、均等に使えると良いとされます。
このテストによって、プレーヤーの力の生み出し方がわかり、現状のスイングと比較していきます。
左足でパワーを生み出すパターンについて
さて、今回は幸運なことに、ぼくの動きをみてもらったので、その内容をシェアしていきます。ぼくの場合、左足片足立ちで打った数値が良かったので、左足でパワーを生み出した方がいいということがわかりました。
その結果をもとに、スイングカタリストでわかる3つのフォースのデータを追っていきます。(こちらのブログもご参考までに https://www.enjoy-golf.jp/blog/2019/05/20/post-1929/#i-3 )3つの力(フォース)は、ホリゾンタル(横方向)、トルク(回転)、バーティカル(垂直)とあります。
ホリゾンタルが強い
最初に打ったぼくのスイングでは、ホリゾンタルの強いデータが出ていました。(BackとFront)というデータで表示されますが、その数値がMax Back 30%、Max Front -26%となっていました。映像で見るとホリゾンタルの力が強いとこのように左足がカーブする傾向にあるといいます。最終的には、この数値がMax Back 21%、Max Front -20%となります。
ここでぼくは一つのことに気づきが得ることができました。それは「数値が大きければいい」ではないということです。スイングカタリストで可視化されるこの3つのフォースのバランスを上手に整えることが重要です。もう一度書きますが、「大きすぎても小さすぎてもだめで、いいバランスにおさめること」が重要だということです。
ホリゾンタルの力をトルクの力に変える方法
この大きすぎるホリゾンタルをトルクの力とバーティカルの力に変換していきます。
まず、①ホリゾンタルの力をトルクに変える方法、左ひざを右足に寄せない。
この練習は、左ひざの横にクラブを置いてもらう方法などがあります。鏡を見ながらセルフチェックもいいと思います。その結果のbefore、afterがこちらです。左がafter。右がbefore。
これだけの動きでトルクの力が、76lbf-ftから83lbf-ftとなりました。(lbf-ft=ポンド・フィート。力の単位)
また、ホリゾンタルのバランスが良くなっていることが、データからもわかります。そして、COPの動きも違いますね!左足で力を生むタイプは、このようにあまり右にプレッシャーをいれなくていいそうです。
ホリゾンタルの力をバーティカルの力に変える方法
次に②ホリゾンタルの力をバーティカルに変える方法、これはスクワット動作を入れることです。ぼくの場合、左足で力を生むので、左足のスクワットを意識します。そして、バーティカルを生むためには、必ず自分が沈み込む動作が必要です。
最初の画像をよくみると確認できますが、MAXで150%ほどです。しかし、スクワット動作を入れると、MAX 232%まで跳ね上げることができました。(左のブルーのデータ)この2つの力を意識して取り入れていくことで、3つの力のバランスが整ってきます。
まとめ
まずはプレーヤーそれぞれの力の生みだし方を知ること。それには、テストをしなければわかりません。その結果をもとに、今のスイングで非効率を少なくしていくことが必要となります。非効率な部分を改善したり、新しい動きを追加したりすることで、3つの力のバランスが整っていきます。何か一つの力が突出すればいいというわけではなく、あくまでもバランスが重要だということです。
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