ロフト選びからわかるプロゴルファー男女の違い
男子プロはロフト多め、女子プロが少なめの傾向

日本のプロゴルファーが使用するドライバーのロフト角を調査してみると、意外にも男子プロが10度から10.5度が多く、女子プロが9度前後が多いことに気づきます。
本来、ロフト角はパワーやヘッドスピードの少ないゴルファーほど多めにするというのが定説。かつてジャンボ尾崎プロはロフト角7度のメタルドライバーを使用し、タイガー・ウッズはロフト6.5度の975Dチタンで多くのメジャーに勝利しました。
しかし、最近のプロゴルファーにはこれが当てはまりません。件の二人も現在は10度前後のロフト角のドライバーを使用しています。なぜでしょうか?
今回は、その問いを考えつつ、これが我々アマチュアゴルファーにも当てはまるのかを考えてみましょう。
女子選手が低ロフトを選ぶ理由
大きな飛距離を出すには、ボール初速の速さに加え、打ち出し角とスピン量のバランスが必要です。
力がないゴルファーがロフト角の大きいドライバーを使用するほうが良いと言われているのは、ヘッドスピードが遅いと打ち出し角とバックスピン量が不足するためです。ロフト角を増やすことで、打ち出し角は高くなり、スピン量は多くなります。結果、力のない人が効率よく飛距離を出すことが出来ます。
では、なぜ明らかに力がない女子プロのほうが、ロフトの少ないドライバーを好むのでしょう?
ポイントは以下の2つです。
- アッパーブローで捉える傾向
- 曲がり幅が小さい
アッパーブローで捉える傾向
女子プロは、男子に比べ、よりアッパーブローでボールを捉える傾向があります。スイングで打ち出し角を確保するので、ロフト角は少なめでもOKになります。ロフト少なめヘッドをアッパーで打つと、高弾道低スピンのカッ飛び弾道になりやすくなります。
曲がり幅が小さい
ヘッドスピードが遅く飛ばないということは、逆にいえば曲がり幅も少ないということ。その分、曲がりのリスクを小さく見積もることが出来るとも言えます。プロはミート率が高いのでなおさらです。
となると、少ないロフト角の方が飛距離が出る可能性は高いので、少ないロフト角を選ぶ傾向が強くなります。アッパーブローの度合いが強いプロは男子でもほとんどいないロフト角8度を使う選手もいます。
飛距離をとるか、再現性をとるか
これは球質の違いと考え方の違いが大きく関係しています。
男子に比べ、曲りのリスクが少ない女子プロだからこそ、できるスイングとクラブ選択と言えます。
男子プロは、リスクを回避し再現性を重視するので、スウィングはレベルブローに。その分、ロフト角は多めになります。また男子プロの技量であれば、スピン量を減らす打ち方もできるので、コントロールしやすいものを選択してるとも言えます。
このように、プロのレベルであっても最大飛距離と安定性は両立しません。自分の最大飛距離を追及するのか? それとも曲りを抑え、安定した飛距離を追及するのか?
その兼ね合いをゴルファーは考えて、クラブを選んだり、スイング作りをしなければならないわけです。
アマチュアゴルファーが自分の最適弾道を得るのは、まず自分の弾道の性質を知ることが先決。弾道解析器「GC2」の設置店で、自分の飛ばしの三要素、「ボール初速」「打ち出し角」「スピン量」を測定してみてください。
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