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ヘッド軌道が計測できる「HMT」とは?

公開日: : 最終更新日:2014/01/19 製品紹介

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ヘッド軌道計測システム「HMT」

GC2とHMT

以前の記事、「弾道解析機「GC2」はなぜ人気なのか?」などでも紹介したように、手軽で正確な弾道計測ができる「GC2」は、ゴルフメーカーやツアープロだけでなく、レッスンスタジオやゴルフ工房などで、多く活用されています。

そんな「GC2」ですが、最近、上の写真のように「GC2」の横に、細長い別のカメラが接続されているのを目にすることが多くなりました。このカメラシステムが、「HMT」です。

「GC2」は、弾道解析機なので、打ったボールを高精度カメラシステムでとらえて、弾道のデータを実測できます。飛ばしの3要素と呼ばれる、1. ボール初速2.ボールの打ち出し角3.ボールのスピン量のすべてを計測し、弾道を客観的な数字として解析できます。

一方、「HMT」は、ボールではなく、ヘッドの動きを解析するシステムです。ボールがどんな弾道になるかは、衝突するクラブの動きによります。そのヘッドの動きを、難しい設定(キャリブレーション)なしで、計測できるのです。

「HMT」で出来るヘッド計測の中身とは?

HMTヘッド計測

この写真は、実際に「HMT」で計測したデータの一部。
ゴルフレッスンの現場で使用される”アウトサイドイン”や”インサイドアウト”といった言葉を裏づけるような数字が計測されています。

このケースでは、ヘッド軌道は7.6度のインサイドアウトで、2.8度オープンフェースでインパクトしています。アタックアングルと呼ばれる入射角は、2.6度ダウン。つまり、上から下へのいわゆるダウンブローです。

興味深いのは、インパクト時のライ角の計測です。

ライ角がアイアンにとって重要であることは、衆目の一致するところ。ピンのアイアンが異なったライ角を12種類も用意しているのはその良い例でしょう。

ライ角をチェックするときは、ソールにシールを貼ったり、マーカーで印をつけたりすることが一般的。それも十分に実戦的ですが、「HMT」を活用すると、インパクトでのヘッドの角度を実測して、数値化できます。
今回のケースでは、トゥダウンの度合いが大きく、インパクトライ角は4.4度ほどトゥ寄りに傾いています。

この場合は、クラブのライ角をアップライトに調整することと、手元が浮きやすいスイングの矯正が課題になるわけです。実際に計測するからこそ、クラブとスイングのどこに課題があるのかがわかるのです。

ハーバーゴルフスタジオ

今年、オープンしたばかりの兵庫県西宮のハーバーゴルフスタジオさんでも、早速、「GC2」&「HMT」を導入いただいています。ゴルフレッスンとクラブフィッティングを融合した新しいスタジオには、精度の高い計測器がベストマッチしますね。

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