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弾道解析機のそれぞれ(ドップラー系とGC2/GC4の違い)

公開日: : ゴルフTips, GC4(Quad)

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先日、Foresight Sports アジアが開催する、弾道解析機&クラブ軌道解析のGCQuadの

勉強会に行ってきました。

日本に講師を呼ぼうとすると、約50万ほどかかるので、これはラッキー。

今年の春先から販売された、GC4(GCQuad)に関して、ドップラーレーダーを活用した弾道解析機(トラックマン)

との比較に基づく、データ解析の特徴や、データの違いについてのセミナーでした。

まずは、いろいろわかったつもりでいましたが、いろいろと普段使っている言葉の定義の曖昧さからくる認識の弱さを痛感。

そして、いろいろと理解が深まった点(まだまだ検証や実際のトラックマンやその他のデータの勉強も必要ですが)に関して、

備忘録と合わせてここに記録しておきます。

 

1.PEAK Program Level 1

Foresight Sports が主催する、エデュケーションワークショップです。

約1日かけて、レッスンプロやクラブフィッターを対象に開催されます。

USD 350 とまーまーのお値段ですが、内容はかなり面白いです。

 

2.講師 Liam MuckLow

カナダはトロントでかなりマニアックなインドア施設を経営している、Liam MuckLowで

彼はほぼすべての弾道解析機を持ち、そして実際にデータをいろいろな角度から検証しているデータのスペシャリストであり、

また、自身もツアープロコーチとして多くのツアープロのスイングをトーナメントの現場で研究&解析しています。

また、TPI の指導者としての講演も数多く行っている、スペシャリルストです。

日本のコーチで、数字に強い方は、この分野チャンスだと思います。

物理、理論、解析&実技が伴うと、引っ張りだこになれます。

 

 

3.内容 最新解析機のデータの意味について。

1)GC2 & GC4 ( GCQuad ) カメラテクノロジーが解析しているもの。技術。

2)データの定義

・クラブスピード(Club Head Speed)

・インパクトポイント(Impuct Point)

・クラブパス (Club Path)

・アタックアングル(AoA)

・インパクトロフト(Impact Loft)

・ライアングル(Delivered Lie angle )

・フェースアングル(ロフト Delivered Face Angle)

・クロージャーレート(Closuer rate)

 

3)弾道解析&クラブヘッド解析

・ボールスピード(Ball Velocity ) インパクトポイントとロフト角が及ぼす影響

・打ち出し角度(Vertical Launch Angle ) インパクトロフトとアタックアングルとの関係

・打ち出し方向(Horizontal Launch Direction )フェース角度、クラブ軌道と打ち出し方向の関係

・スピン スピンアクシス(Spin Tilt Axis) ライ角、3次元のフェースの向き(リーディングエッジが開いたか閉じたかではなく。)とボールのねじれ。

 

 

 

4)測定&フィッティング&レッスンの実践

 

4.気づき。面白かったこと。

1)言葉の定義

・クラブヘッドスピードとは

クラブのどこの、何を(移動距離)、どの期間図ったものなのか。

これは何気に恥ずかしながらちゃんと考えていませんでした。

例えばヘッドのトゥ側はヒール側よりも運動量は多いでしょうし、ヘッドの上部と下部でも形状によってはやや違う動きをしそうです。

GC4やHMTではヘッドにシールを貼ることで、地理的な(Geograpical な)中心点を実測できるので、これが可能です。

そしてこの中心点がインパクトの直前(point of touch )とその直前のコマの間の移動を解析することで測定しています。

これが、例えば、ドップラー系の解析機(トラックマン)だと、クラブの後方から黒い塊を追いかけているわけですが、その塊のどの点を見ているか、

ここではLiamはヘッドの一番後ろを追いかけている、と言っていました。(違ったらまた詳しく誰か、教えてください。)

そしていつからいつまでの点を測定しているかですが、今振り返ると、ちょっとわかりませんでしたが、おそらくインパクトの瞬間(衝撃でヘッドスピードに変化がある)の直前のデータから導いているのでしょう。なぜなら、トラックマンはボールが打ち出された瞬間は見えていないからです。もちろん、どこでインパクトしたか、フェースの向き、フェースの中心点についても見えていません。

それにしても二つの解析機でもっとも基礎的なデータとも思えるヘッドスピード一つとってもデータが違うというのは面白いと思います。

2)三次元の動きを理解する。 後方からの動き。スイングダイレクション( Swing Direction )

この動画をみてください。

ヘッドのセンターの動きと、ヘッドの後方の一点の動きの三次元での違い。

 

 

3)三次元の動きを理解する。 フェースアングルで起こる誤解。

この動画をみてください。

カメラで捉えられたフェース面の向き(ターゲットラインに対する向き)と

レーダー(ドップラー)で捉えられたフェースアングル(ヘッド後部の動きから計算された情報)

が5.4度違うという動画。

データにすべて依存したレッスンもとても危ないことがわかります。

フェース面もヘッド軌道も悪くないのにボールがねじれていたり、

ボールがねじれているのに、データではクラブの動きが悪くないので、何か違う動きをインプットされてしまう。

 

などなど。

 

僕自身とても勉強になったセミナーでまだまだいろいろと疑問も出てきていますが、

大事なのは、テクノロジーが提供してくれるものは、一体、どういうデータなのか、

どういう癖があるのか、

どういう前提に基づいているのか、

前提が狂った時に、どういうエラーが起こるのか。

 

などを理解した上でフィッティングや指導に役立てていくことだと思うのです。

 

かしこ

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