下半身から考えるスイング改善シリーズVol2
大好評 下半身から考えるスイング改善シリーズVol2.
今回のモデルはエースゴルフクラブのヘッドコーチ、崔プロです。
イケメンプロのスイングはやはりかっちょいいのです。
まずは、こちら、BodiTrakで撮影したCop(Center of Pressure ) の移動軌跡(左)と
それを左右、前後の動きに移動速度(cm/秒)という単位で分解したグラフ(右)
をみてみましょう。
おさらいですが、この右側のグラフの見方をもう一度説明しておきますね。
白いラインと、オレンジのラインのもつ意味を理解していただくとスイング解析がシンプルに、そして面白くなります。
それではまずは動画からチェック!
動画でみても分かりにくい点を解析できるのがBodiTrakの面白いところです。
①まずはアドレス時のプレッシャーバランスからチェックです。
左下のグラフをみると
左右のバランスは 45:55 と非常に良いバランス。
以外とこのバランスでたつのって難しいです。左右の骨格、筋肉量、姿勢などなどありますので、
相当意識してトレーニングや日々気をつけていないとこのバランスは出にくいです。
目安としてはどちらかに45-55くらいの配分でのっているとあまり偏りのないバランスだといわれます。
それに対して、右足はつま先側に85:15 のバランスでかなりの前側のプレッシャーが高い。
これは意識的にテークバックで踵側にいかないように意識しているということでした。
②切り返し(Transition)
そして切り返しです。切り返しはもちろん、Copが最も右サイドにシフトしているところ。
同時に右のグラフでは、白い線がマイナスからプラスに切り替わるポイントになります。
ここで、
左右のプレッシャーバランスは 22:78と多すぎず、少なすぎず、右にシフトができていることがわかります。
そしてその際の右足の前後のバランスは40:60です。
85:15 →40:60ですので、恐らくプレッシャーバランスの変化を感じ取って、アドレスを調整(意識)しているのだと思います。
アドレスで50:50で構えていると極端に踵側に言ってしまう可能性がありますね。
結果としてはとてもよい左右、前後のバランスで切り返しを迎えています。
崔さんの下半身の使い方はほんとうに奇麗だと思います。
③そしてインパクト
左右、前後バランスも問題なく。
そしてインパクト時点のCopの位置も左足側で前後にぶれのないポジションです。
唯一気になる点が右側のグラフです。
黄色で囲んだ点はインパクト時のCopの左右への移動速度ですが、
これが+45.4cm/秒 という数字を記録しています。
つまり左側にCopが流れながらインパクトを迎えている、ということで、
インパクト時も左サイドにスライドしている、という言い方もできます。
これはツアープロに伺ったはなしだと、パンチショットやラインを出すしょっとを意識すると
左側に体重を移しながら打つイメージになる、ということで、おそらくそういうイメージがショットに
刷りこまれているからかもしれません。
何れにしても、スイング効率やズレを少なくするいみでは、インパクト時点でしっかり左サイドにのり、
流れない、俗にいう左サイドの壁、という奴が大事になってきます。
これにより上体が走りヘッドが走り、効率的なインパクトが迎えられる、ということになります。
崔プロのミスショットは右にでてしまう、ということでしたので、恐らくこの動きが影響するのだと思われます。
そういうスライド傾向の動き、または左に十分乗らずにインパクトを迎えるゴルファーにあっているのが、
ベースボールドリルです。
ベースボールドリルは左足かかとを浮かせてテークバック、しっかりに右サイドに乗ったうえで、今度は左足を着地、そこから左足が流れないように
スイングを行うイメージです。左にのせてからスイングするイメージがしっかりわかります。
④ベースボールドリルでのインパクト改善。
こちらが、ベースボールドリルごのCopの移動です。先ほど気になったポイントが解消されて、インパクト時点で
Copの左への移動速度がほぼゼロになってきたいのがわかります。
以上、初心者の基礎作りとしてもとても大事なのはもちろん、
ツアープロのレベルでも普段築かない、ミスの原因や不調の原因を見つけ出す、レントゲンのようなBodiTrak、是非お見知りおきを!
次回はツアープロのあの人のスイングをみてみましょう!!!!
解析にをまとめたスライドはこちら。
エンジョイゴルフ!!!!
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